【コラム：Z世代】転職先に重視することの2つの変化 | 採用・人事のコンサルティング・採用代行

2023/07/05掲載

転職が当たり前のZ世代

転職が当たり前のZ世代。

この世代を獲得・定着させ事業運営を行っていくために、人事担当者は、これまでの固定観念に捉われず、自社の特徴を活かした柔軟な採用手法や体制整備が必要です。そこで今回は、Z世代の職業観や企業志向、競合他社に負けない魅力付けについて考えたいと思います。

Z世代の転職

Z世代の特徴を理解し寄り添う

転職ありきで就職をするZ世代。
Re就活が実施したアンケートによると、

「年収・給与をアップさせたい」
「もっとやりがいのある・達成感のある仕事がしたい」

という転職理由が上位を占めています。

また、「人間関係が合わない」という転職理由は、挙がっていません。直接的なコミュニケーション経験が少なく、SNSなどを通じたコミュニケーションを好むZ世代にとっては、コロナ禍によりリモートワークの普及や職場の飲み会などが減ったことが、Z世代にちょうどいい距離感となり、このような結果につながったのだと考えられます。

コロナ禍から脱却しつつある現在、

「給与などの待遇面」
「仕事のやりがい」
「職場の人間関係」

に注意を払ってZ世代の獲得・定着を図っていくことが必要です。

Z世代が重視するポイントとは

Z世代は自分らしさのやりたいことを優先する

Z世代は転職が当たり前の世代。
企業規模や企業ブランドよりも自分らしく、やりたいことができるのかを優先して転職先を決める志向を持っています。

そのため、これからの採用・定着させるためには、Z世代の特徴や志向性を掴んでいるかがポイントとなります。

Z世代が重視するポイントは、

「安定した仕事」
「好きな仕事」
「家庭も充実」

です。

このため、Z世代の獲得に向けたキーワードは、

「ワークライフバランス」
「SDGs」
「コミュニケーション」

だと言えます。

競合他社に負けない魅力付けと発信

これまで気づけなかった魅力や強みを発見する

人事担当者は、競合他社に負けない魅力付けの施策も必要です。

具体的には、リモートワークや労働時間削減など「ワークライフバランス」の実現や、社会貢献に参画する「SDGs」への取り組み、Z世代の視座や距離感に寄り添った「コミュニケーション」です。

このような施策・運用の充実を図ることにより、他社に負けない魅力付けが実現できます。

また、魅力付けだけでなく、その発信方法も重要です。その方法はもちろん、SNSです。SNSを利用することで、Z世代は企業を立体的に見る・感じることができます。

しかし、人事担当者の中にはSNSが苦手という方も多くいます。そのような方は、SNSへのハードルが低い、若手社員に意見を求めたり、外部リソースを活用したりするなど、多様な視点を取り入れることで、これまで気づかなかった魅力や強み発見へ繋げていくことができます。

まとめ

Z世代の獲得・定着には、Z世代の特徴を理解し、寄り添い、実現していくことが必須です。その実現に向けて、多様な視点を取り入れられるかが成功への分かれ道です。固定概念に捉われず、他者・他社と協働して成功へ向けて進んでいきましょう！

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